1・11 運命? (2008/01/12)
暑い日が続き、せっかく徐々に下がっていた血圧が上昇してきた。日本から友人が来ていたこともあり、夜お酒を飲む日が続いたこともあるだろう。でも、それほど飲んだ訳でもない。ちょっとした無理が直に身体に響くようになった気がする。サイトを見ていると、男の更年期というのがあった。いろいろ見ていると随分思い当たる点がある。そういう時期なのかもしれない。 部屋の中で、うだうだするのも次第にうっとうしくなって、日が大分落ち始めた町にでる。4時だというのに、日差しはびっくりするほど強い。とりあえず、リベルダーデに向い、最近、ちょくちょく使うコーヒーショップでエスプレッソを飲みながら、行きかう人々をぼーっと眺める。リベルダーデ大通りの中央分離帯では、3人の、路上生活者と思われる女性が懸命に大きなビニール袋を引きずっている。一方では、お金持ち風のカップルが今流行の韓国製高級アイスクリームをなめなめ歩いている。そして、1.8レアル(120円)のコーヒーを飲む自分。幸せ、不幸せ、貧乏、お金持ち、運、不運・・・・・・・。 セントロに向う途中には、街娼が暇そうに立っていた。その傍で香水のサンプルを道行く人ににこやかに配る女性。通り過ぎる瞬間、街娼を顔を盗み見た。けだるそうな目が鈍く光る。男には好奇な目でみられ、女にはさげすまれた目でみられる。それでも彼女は、朝から晩までクリスマスも正月も立ち続ける。それが彼女の仕事。それは運命? 故郷に残してきた子供や家族には、全然異なる表情を見せるのだろうな。そんな彼女らの笑顔を見てみたい。
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