4・28 さよならナルト (2008/04/30)
ナルトも行ってしまった。
一応、サクラがもういないということを、管理人室にいいに言った方が良い、と思い彼女と一緒に行った。 事務所と家の両方に文句が来ていたと思っていたが、実は家の方だけであった。管理人はこれで2回目だから罰金だという。前回は1月今は4月の終わり、それを考えると3ヶ月もたっているのに・・・・。ブラジル人の考え方はわからない。彼女は罰金がショックだったようだ。 ブラジルのアパートでは、何かの問題があると、近所の人間がグループになりよってたかってイチャモンをつけ文句をいい、罰金を払わせると脅しをかけたりあらゆる嫌がらせをして追い出そうとするらしい。本当にいやらしい奴らである。 「ニンジャをあげるようにしたから」 1時間もしないうちに電話がかかってきた。 「エドアルドにちゃんと言ったのか」 「昨日、もし、罰金を払うことになったら人にやると言っておいたから、わかっていると思うわ」 彼女は直情的で、驚くほど行動が早い。以前、大喧嘩をして「出て行け」というと次の日にはアパートを出るようにしていた。「出て行くから」と寝起きに言われ僕の方が慌てたことがある。そのときは「勝手にすればいい」と言って引き止めることもしなかった。 しかし、ニンジャは息子がずっとかわいがってきた犬である。一度は勝手にすればいいと言ったが、息子のことを考えるとそのままにはしておけなかった。苦渋を飲みながら電話をした 「ニンジャはうちで引き取るよ。ナルトをやれ」 結局、僕が住む事務所にはまた犬が4匹になり、家には1匹も犬がいなくなった。犠牲になったナルトが不憫ではあるが仕方ない。まだ小さいし、時期に慣れるだろう、そう思いたい。ごめんナルト。
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