7月4日 機中 (2008/07/07)
サンパウローニューヨーク間のスチュワーデスは、いつも変わった感じの人が多い。今回のスチュワーデスにも少々驚いた。 どう見ても、井戸端会議のおばさんなのである。スチュワーデスというと細身できれいで、清潔感あふれる美人型、そして背筋をいつもぴんと伸ばし笑顔を絶やさないサービスに徹した人々というイメージがある。しかし、そのスチュワーデスはころころと小太りに太った丸太のような女性であった。多分40代の後半はとうに過ぎているだろう。思わず、見直してしまった。幸い? 僕のいる付近の担当ではないようで、すぐ行ってしまった。ああゆうベテランも必要なのだろう? しかし・・・・・。 前の列真ん中席にいた、いかにも農協で旅しているといった感じのおじさんが、 「ねえちゃん、ウォント・チェンジしてくれるか?」とブラジル人のスチュワーデスに頼んでいる。彼女は、ちょっと待ってください、といいのこして、そのまま帰ってこなかった。それでもおじさんはめげず、今度は日本人のスチュワーデスを捕まえて、替えてくれと言っている。周りを見回す限り席はいっぱいでそんな余地はない。どうやら、やんわりと断られたようである。さすがにあきらめたようであるが、飲み物を配りにくると、たてつづけに2杯ウイスキーを頼んでいた。スチュワーデスもびっくりして苦笑いを浮かべている。なかなかやるおじさんなのである。 隣に座った日系人男性も良さそうな人で。今回はまずまずの旅行をおくれそうである。
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