4・7 朝からイカソウメン (2009/04/08)
先週食べたカツオのタタキの味が忘れられず、市営市場に魚を買いに行く。 売り子の女性が僕の顔を見ると覚えていてくれてニッコリしてくれた。 「今日、刺身にできそうな魚ある?」 「今日はいいのが無いわね。ブリがあるけど15キロもあるし、カツオはだめだし・・・。イワシとイカとタイかしら」 がっかりしてしまった。確かに、カツオはあるにはあるが目がどんよりし新鮮な感じがない。イカの刺身はあまり好きでないし、今まで食べたブラジルのタイは身が柔らかくおいしくなかった。でも、せっかく20分もかけて歩いてきたのだから、買っていかない訳にはいかない。 考えた末、500グラムのイカと1キロのイワシ。それと500グラムのエビを買った。しめて28レアル(1400円)。 「いい魚はいつ入るの?」 「運次第ね」 「じゃあ、今日は運が悪いんだ」 家に帰り着き、さっそく魚を調理する。これが面倒臭い。まず、イワシを3枚におろす。3匹を刺身用に残して、残りを酢漬け用にする。前回はうまく切れずに随分時間がかかったが、今日はスムースである。前回、見栄えも随分味を左右するということがわかったのでできるだけ綺麗に盛り付ける。上にネギと生姜をのせ、イワシの刺身の出来上がり。こういうことをやっていると、料理人の苦労や奥さん方の苦労がよく解るし、自分にはこうした作業が向いていないとことをつくづく悟る。 イカが思った以上に新鮮そうなので一杯をイカソウメンにする。函館の朝市で食べたイカソウメンはあまりおいしくなかったが(お金がなかったので一番安いところで食べたせい?)今日のはおいしそうである。細く切って、イワシの横に添える。 問題はエビである。皮むきは本当にうんざりする。それでもテンプラのおいしさと、息子に食べさせてあげることを考えて、黙々と剥いていく。やっと剥き終えて、イワシとイカソウメンをたべると、なかなかいけるではないか! また来週も行こう、と思った次第である。
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