2・6 歩行者 (2011/02/07)
日本でもそうなのだろうか? ブラジルでは、3人以上が歩く場合、道一杯になって歩く。人が前からきてもほとんどよけない。 今日も、散歩途中、通学途中の子供が3人道一杯になって歩いてきた。十分横を開けて歩いていたので、僕はそのまま真っ直ぐ歩いていった。3mほどに近づいて、やっと一番右の男の子が左側にノロノロと少しよった。僕はそのまま真っ直ぐ進み、すれ違うとき、軽く肩があたった。 次にやはり学校にいく親子3人が前から道一杯になってやってきた。やっぱり避けない。直前になって一番はしの女の子がさっと避けたため、ぶつかることはなかったが、親は何も言わない。 もし、彼らを避けようとしたら、車道にでなければならなかった。子供でさえ、こうであるから、大人はもっとひどい。自分らが道一杯になって歩いているにもかかわらず、ぶつかると文句をいう始末である。 そういえば、東京でも、地下道などを歩いていると、ゴツゴツと肩が当たった覚えがある。歩行者と同じスピードで歩かないために邪魔者にされ、はじきとばそうとされたのである。はっきり覚えてないが、ラッシュ時だったかもしれない。それにしても、肩をゴツゴツ当ててこられたのには驚いた。このとき、東京では皆と同じリズムで生活しないとはじきとばされるのだな、と思った。 こんな些細なことを、ああだこうだと考えるほうがおかしいのかもしれない。もっとおおらかな気持ちでいたいと、思うのだが、細かな正確のためついつい気にかかってしまう。
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