4・6 ヘンコツ (2011/04/07)
とにかくブラジル人は挨拶をよくする。パーティや催しモノなどに行くと、必ず一人一人に挨拶をするし、帰るときも同じである。挨拶はブラジル社会で人間関係をうまくやっていくための重要なコツである。 どうも、この挨拶というのが苦手なのである。ひとりひとりに挨拶して回るなんて、ちょっとできない。そうすることによって新しい知人や友人ができるだろうし、いろんなことをスムースに進めるにはやるべきなのである。解っているのだが、人見知りの強い性格の僕には難しい。そういう意味においては、僕はブラジル向きの人間ではないと思う。 僕のような閉鎖的で、非社交的人間が、ブラジルで20年もやってこれたのは、ブラジル人の大らかさのおかげだと思う。長年の間に周囲の人間には ヘンコツ者の変人、でも、外国人だから仕方がない、そんな感じで見られているのだろう。 どこの社会でも、誰に対しても、いつも明るく挨拶をし、気軽に話しかけられるような人間がいいに決まっている。でも、なかなかできない、そんな性格だとつくづく思う。
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