9・8 増える日本企業 (2011/09/09)
日本企業の進出が急増したために、通訳者、翻訳者が引く手もあまたのようだ。翻訳者の友人は忙しくて、日曜日も働いている。僕から見れば、羨ましい限りだ。 震災以来、日本からブラジルを訪問する人々が増えたような感じもする。日本から地震のないブラジルに移住したいなんて思っている人もいるのかもしれない。しかし、ブラジルに住むのも、そんなに簡単なことではない。永住権を取得するのは非常に難しいし、ブラジル人はそんなに簡単な人々ではない。油断をすると、スッテンテンにされるだろう。 贈賄社会だから、企業が進出するにしても、かなりのお金が必要となるというし、しっかりした関税対策をしていかないととても収益などはでないだろう。その上、労働者優先の国だから、ヘタに従業員を辞めさせたりすると訴えられて大変な目にあう。もちろん企業側も中国進出などの経験をいかして十分な対策を練ってくるだろうから70年代~80年代に起きた、企業撤退は少ないだろうが大変なことは確かだ。 リベルダーデを歩いていると、日本の旅行者らしいカップルが「思ったよりずっと、安全じゃない。日本よりいいかもしれない・・・・」と話しているのが耳に入った。確かに表面的には安全そうに見えるが、とてもとてもそんなには甘くない。庶民クラスにまでお金は回っておらず、借金を抱えながらやっと暮らしている人が多いから、今後強盗やスリはますます増えるだろう。実際毎日のように、銀行強盗や、レストランやお店の襲撃が頻発している。決して日本のようにリスクの少ない国ではない。
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