9・13 ニンジャの自覚 (2011/09/14)
最近、どうしたことか雄犬ニンジャが甘えるようになった。この犬はかなり気まぐれな犬で、機嫌がいいとよく言う事をきくが、機嫌が悪いと名前を呼んでもこないことがしばしばであった。名前を呼んで、撫でてやろうとしてもさっと逃げたり、臆病で散歩中にもずっと尻尾を股の間に入れて歩くような犬であった。この性格は僕が飼う前からそうであったようで、ペットショップでもショロン(泣き虫)と呼ばれていた。 そんな犬が、何故か、この頃甘えてくるのである。自分から僕の膝に乗って来るようなことはなかったのに、やってくるようになったし、雌犬のアズミを可愛がっていると、自分も可愛がってくれ、と鳴くようになった。 いったい彼に何が起きたのか? 良く見ていると、今まではアズミの尻にしかれっぱなしだったのが、徐々に地位が同じくらいになったような気もする。例えば、散歩中も、自分からトップを歩くことは決してなかったのに、時には自分でトップを歩くようになったし、アパートの外で大きな音がするとあたかも自分が家を守っているんだ、と言う感じで、ドアの近くまで行って吼える。少しは雄として自覚がでてきたのかもしれない。 自覚を持つのは良いことではあるが、その分悪戯も増えてきた。困ったモノである。
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