12・2 もう年末 (2012/12/03)
息子の靴に穴が開いていたので、彼の靴を買いに出かけた。ついでに、自分の散歩用シューズを買うつもりでいた。 クリスマスが近いせいか、安売りの靴も随分多い。今年のクリスマスは、ブラジル人たちもサイフの紐を締めている人が多いそうで、プレゼントは平均60レアル(約2400円)以下を予定しているとテレビのニュースで伝えていた。 1軒目に入るが、息子の気に入る靴がない。2軒目リーボックのアウトレット店で買うことを決めたらしく、28センチのシューズを売り子に頼んで探してもらう。その間に、僕は自分用のシューズを探す。散歩でしか履くつもりはないから、モデルは二の次で安ければ安い程よい。僕のモノはすぐに見つかったが、息子はなかなか気に入ったものがないようだ。 「気に入ったのがなければ、別の店でみてもいいよ」と僕が言うと 「それはできないよ。だって、こんなにたくさん見せてもらって今更買わないっていえないじゃない」 思わずびっくりしてしまった。一般的なブラジル人はほとんどそんなことは気にしないからだ。妙なところで日本人っぽくなったようだ。むしろ僕の方がブラジル人ぽくなっているかもしれない。自分でも時々感じることがあるが、確実に厚かましくなっているし、自分の権利の主張ははっきりするようになった。でも、息子が人のことを考えるということは悪いことではない。単なるミエともいえるが・・・。 「僕が買うから別におまえは買わなくてもいいんだよ」 「でも・・・・」 「まっ、好きにすればいいよ」 結局、その店で息子は決め、購入した。 どこの店も人で一杯で、もう年末の雰囲気が町中に溢れている。はや1年が過ぎてしまった。毎年毎年、年が過ぎる速さが加速しているように感じる。
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