2・3 プレカーニバル (2013/02/04)
昨夜、サンパウロに無事到着したときにはさすがにほっとした。今回は独り旅、さらにバス旅行だったせいか、いろんなことが起こり(頭に来ることも多かったが)面白かった。やはり、旅は独りに限る。つくづく思ってしまった。 カーニバルが近づき、いたるところから打楽器の弾けるような音が聞こえ始めると、僕のような人間でさえも、体の中で血がプツプツと泡だって来るような感じがする。 カーニバルを来週に控え、いろんな所でプレ・カーニバルが行われている。うちのアパートの直ぐ前にある、それこそ猫の額ほどの小さな広場でも、小さなブロッコが昼から夜まで踊っていた。踊っていたのは、それこそ30人に満たないほどの人々であるが、数人の路上生活者も混じって踊っていた。誰も彼らを排除する様子もなく一緒になって皆踊る様子をみていると、昔のカーニバルはこんな感じで、貧乏人も金持ちも皆一緒になって踊っていたのだろうな、と思ってしまった。 今や、サンボドロモで行われるカーニバルは一大産業となってしまい、お金を払えば誰でも参加できるので、一度も練習もしたことの参加者が結構多かったりする。山車上の華やかな目立つ場所で踊るのもお金次第らしい。 カーニバルの行進に参加した人にはなしを聞くと、一度参加すると、それこそ病み付きになるらしい。僕は一度も参加したことはないが、写真は機会があれば撮ってきた。踊っている人たちの顔を見ていると、笑顔一杯の人もいるが真剣な顔をして踊っている人も意外に多い。その人の性格が現れているようで面白い。どちらにしろ、それだけ皆、踊りだけに集中して行進しているということだろう。 今年のカーニバルは写真を撮りに行く予定もないので寝カーニバルになるのかな~?
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