4・4 住みづらいサンパウロ (2013/04/05)
人と会う用事があり、久しぶりにパウリスタ大通りに行く。 ついでに、写真もと思い何枚か撮ることにした。サンパウロのシンボルといってもいいような所だし、ビジネス街で一見安全そうに見えるから、写真を撮る人も多いし、おそらくセントロ以上に注意を払わずに写真を撮る人が多いのだろう。そのせいかセントロのようにジロジロと見る人が少ない。 しかし、パウリスタで強盗に遭って、カメラやパソコンを盗られたという話は山ほど聞いていた。新聞などでもパウリスタ付近の治安が悪くなっているという記事は読んでいた。 その後、知人と会って話をしていると、最近ジャルジンパウリスタで4、5の住居建物がたてつづけに襲われたらしい。この辺は外国企業の駐在員がたくさん住む高級住宅街である。もちろん日本の駐在員も多い。おそらく日本人もやられたのではないだろうか? この辺のアパートは強盗対策も厳重になされているが、それでも強盗たちはあの手この手で入り込み、住居人からごっそり奪い取っていく。一番多いのが、建物で働いている人間とつるんで強盗をする方法。その他にも、隣の一軒家を借りて穴を掘って入り込む方法、住人の車のナンバープレートをコピーして入り込むものまでいろいろである。 きれいで快適で、交通の便もよい高級住宅に住めるのは羨ましい気もするが、いつ入るかわからない強盗におびえながら暮らすのは、ちょっと辛い。 うちのアパートはほぼセントロにあるから、そんなことはないと思うが、住人以外の出入りもほぼ自由に近いし、決して安全だとは言えない。もしものことを考えて気を付けなければならない、と思っている。一軒家に住んでも危ないし、アパートも危ない。結局、今のサンパウロはどこに住んでも危ないのかもしれない。 お金持ちは狙われるが、貧乏なら襲われることもなくて良いと思うが、これだけモノがあふれ、なんでもお金がかかる社会になるとやはり本当の貧乏生活はつらい。お金持ちではないが、かと言って超貧乏でもない。ちょっと貧乏くらいが、ここサンパウロでは一番住みやすいのかもしれない
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