5・14 あの路上生活者はいずこに (2013/05/15)
朝、13°近くになり随分寒いと思っていたが、再び19°に舞い戻り、早春のように暖かい。寒いよりは暖かい方がいいが、これほどしょっちゅう寒暖が変わると、体調を保つのがなかなか難しい。服も長袖では暑すぎるので慌てて半袖に変えた。町を歩く人々の表情も、先週の寒い日が続いた時期に比べると随分やわらいできた。路上生活者たちも、大口を開けて気持ちよさそうに寝ている姿を道路のあちこちで見かける。 そういえば、最近しつこく金をせびってくる路上生活者が少なくなった。以前はお金をあげなければ数mおいかけてくるような輩がいたり、脅してくるような輩がいた。まだ、息子が小さいころ、お金をくれないと誘拐するぞ、と脅かされたこともある。この時はさすがに腹が立って、「やってみろ、次におまえの姿をみかけたら、警察に通報するぞ」と言い返した覚えがある。特にゲイの路上生活者はしつこいのが多い。お金をあげないとヒステリーをおこすような奴までいて何度か腹立たしい思いをした。 僕は小銭があるときには、できるだけあげるようにしているが、暴力的にお金を求めてきたり、居丈高に「ジャッパ(日本人の俗称)、金くれ」などと言って呼びつけるような奴には絶対やらない。路上生活者の中には、金額を設定してくる輩もいる。こういう輩にもあげない。 この頃は、おとなしく路上脇や、お店の出入り口で座って手の平を向けてお金をもらっている路上生活者をみかけるくらいで、タチの悪い奴らは少なくなった。暴力的な路上生活者や、しつこい路上生活者がいればすぐ警察に通報が入って連れて行かれるのかもしれない。ストリート・チルドレンもめっきり少なくなった。おかげで町歩きも随分らくになった。知らない間に、こうした人々は町の中から排除されているのかもしれない。 もしそうだとしたら、政府の政策に反する人間がどんどん排除される時がくるかもしれない。こちらが何も知らずに政府の意に反していることも十分あるわけで、そんなことを考えていると少し怖くなった。ちょっと考えすぎか・・・・・。
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