9・15 雨降らず、砂漠なみにカラカラのサンパウロ (2014/09/15)
暑い! 昼間は軽く30°を越え、湿度も18%。これはもう真夏と言ってもおかしくない。砂漠で平均湿度が20~25%らしいから、今のサンパウロは砂漠以上に乾燥していると言える。もっとも東京の冬もしばしば20%を切っているようであるから、そう驚くことではないかもしれない。 州政府の発表ではとりあえず今年いっぱい水は大丈夫だと言っているが、果たしてどうなのであろう。最悪の場合はリオから水をひくというようなことを言っていたが、そのような工事が進んでいるという情報は一切聞かない。来年までには、雨が降るだろう、という甘い見通しで何もしていないのではないだろうか? 建築家の友人によると、「もしリオから水をひくようにしても、急に水が来るわけではないから、今からでは間に合わない」という話であった。 もう、水が底をつき始めているのにもかかわらず、毎日水を使って道路の汚れを洗い流しているし、公園にいくと、樹木に水をあげたい放題やっている。作業員は何も考えず、上司の言う通りの仕事をしているだけであるから彼らに文句を言っても仕方がない。 来年までは雨が降るだろうと、政府関係の人々や水道局の人間、一般大衆は楽観的に考えているようであるが、もし降らなかったらどうするのであろう。心配性の僕は、ついつい心配になってしまう
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