10・7牛の金玉 (2014/10/07)
魚をさばいてもらっている間、メルカードの中を歩いて回っていると、ちょうど、牛豚の臓物屋さんに目が止まる。牛・豚足、心臓、耳なんでもある、片隅には、ペニス、金玉なで。 金玉を見て、数年前に行ったパンタナールの牧場での牡牛去勢を思い出した。 カーボーイは牡牛をロープで器用に捕まえると、ナイフで金玉袋をさき、金玉を輸精管もろとも思いっきり引きちぎるのである。見ていると自分の股間までいたくなってきたものである。何もひきちぎらなくても、と思って後で聞くと、引きちぎる方法が、体内に輸精管を残さないで摘出するのに一番簡単な方法らしい。どの牡牛も金玉を取った後、離すと怒り心頭で猛然と襲いかかってきた。まさに金玉の恨みという感じであった。昼には、カーボイの奥さんが、とりたての金玉をフライパンで焼いて食べさせてくれたが、現場を見ているだけに、あまりおいしく感じなかった。 食べたものはもう一回りほど小さかった。若い牛のものだったので小さかったのか? 焼いて縮んでしまったのか? なんとなく懐かしく感じたが、さすがに買ってまでは食べる気にならなかった。
|