4・12 衝動買い (2015/04/12)
母からの遺伝のせいか、どうも「安物買いの銭失い」の傾向がある。銭失いとまではいかないものの衝動買いで、労力と時間を無駄にかけてしまう。それを解っていながらするのだから、アホだといつも思ってしまう。
メルカードに行く途中に、スイカやメロンなどいろんな果物を、売っているエリアがある。そこは、地方からついた農産物を商店などに直接売っている所で、箱売りをしている店が数軒並ぶ。そこで一度買いたい、買いたい、と思っていた。しかし、車を持っていないので1度にそんなに買っても持って帰る方法がなかった。さすがにタクシー代を払ってまで、少々安い果物を買う気にもならないし、それではわざわざ買う意味がない。
試に7個入りのメロンがいくらか聞いてみると、28レアルだという。大きさは直径15センチほどの小ぶりだ。僕がいつも近くのフェイラで買っているメロンはさらに一回り大きく20センチほどのもので8レアルだ。おそらく、これくらい小さなものだとフェイラでも1個、5,6レアルで買えると思う。差額1個1~2レアル。100円もない。小さいと言えども1個500グラムはあるだろうから7個で3.5キロ。これを持って1キロ以上も歩くなんてアホである。とは言うものの、わずか700円のためだけではなく、この時、どうしてもこの7つのメロンを買いたくなってしまったのだ。衝動買いである。
7つのメロン+3キロの魚、合計6.5キロの荷物を担いでヒイヒイ言いながらやっとアパートに辿りついたときには、汗まみれになっていた
苦労の甲斐あって、よーく冷やしたメロンは甘くておいしモノだった。でも、そこまでして買うものか・・・。いつもこの自分の衝動的な行動には、あきれてしまうが、その衝動を押さえつけることができないので仕方がない。
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