6・9 犬のお産 (2016/06/08)
夜8時、夕飯を食べてうとうと眠っていると電話が鳴った。 また、迷惑電話かとおもい、機嫌の悪い声で出ると、息子からだった。 「子犬が産まれた。6匹だよ。まだ生まれそうだから手伝って!」 慌てて、5階下のアパートに行くと、さくら(母犬)が僕を見てほっとしたような顔をした。何度か携帯に電話したらしいが、僕は寝ていて気が付かなかった。彼女の腹の周りで白黒の生まれたばかりの子犬たちがムニュムニュむにゅむにゅネズミの子供のように動いている。さくらはまだ痙攣が続いてまだ生まれそうである。僕が着いてからさらに2匹産まれ、なんと合計8匹も生まれてしまった。初産で8匹とは・・・唖然としてしまった。僕が飼っているダックスフンドのアズミは初産で1匹だったし、お腹もそんなに大きくなかったので、てっきり2匹くらいと思っていた。ダックスフンドの子供より一回りは小さかったので、早産だったのかもしれない。今週中に生まれるような予感があったが、まさか本当に生まれるとは思わなかった。 数匹は、弱弱しく乳首を口に含むことも手伝ってやっとできるくらいだった。てっきり今晩中に数匹死んでしまうと思っていた。母犬も落ち着かないから明日きてくれというので僕は自分のアパート帰って寝た。 夜はかなり冷え込んだので、てっきり最悪全滅か、少なくとも数匹は死んでしまったと思っていたら、息子が一晩中世話をしてすべて生きていた。息子がこんなに粘り強く世話をできるとは思ってもみなかった。 初産で乳もあまりでていないようだから、今から犬用の粉ミルクと母犬に肉とじゃがいもを買ってあげようと思っている。しかし8匹とは・・・・。何匹育つかわからないが、今から里親を探した方がよさそうである
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