9・13 痴呆症 (2016/09/13)
雄犬が急に悲鳴のような鳴き声を上げた。 もしや、ついに痴呆症になってしまったか、と思いながら彼のいる所に駆けつけると、他の犬たちも心配そうな顔でみている。慌てて、名前を呼ぶと、即反応した。お手、と手をだすと、手を差し出してきたので一応痴呆症ではないと思い、ほっとした。これが、痴呆症であるかないのか、の見極めになるか知らないが、痴呆症にかかるとほとんど反応しない、ということをネットで読んだ覚えがあるから、もし痴呆症だったら反応しないだろう。 もう、彼もかれこれ13歳。人間の歳でいけば68歳、決して痴呆症になってもおかしくない歳であるから、少々焦った。今朝、3日ぶりに散歩に行ったから、筋肉痛か、どこか痛めたのかもしれない。僕がメニエル病にかかり3か月近く散歩に行けなかったことがあった。毎日歩いていた散歩コースを3か月ぶりに歩いたときに、翌日は筋肉痛があったようでぐったりして元気がなかった。それ以来、散歩にはほぼ毎日行くものの歩く距離は3分の2ほどに減した。もともと散歩はさほど好きな犬ではなかった。賢い犬で、僕の言葉はほぼ理解している。しかし、少々性格がねじれたところがあり、臆病な性格と相まって、大声でしかられるとそのストレスに耐え切れず、近くの他の犬に当たって飛びかかるような変な癖があった。キレやすい犬なのだ。その辺の性格が痴呆症になり易い感じがしないでもない。目にもまだ力があるので痴呆症ではないと思うがどうだろう? ちょっと心配である。 大酒飲みの父は晩年軽い痴ほう症にかかっていた。僕は、今全く酒をのまないが、父からの遺伝で痴呆症にかかる可能性は十分ある。気弱なくせにカッとしやすい性格もなり易い傾向にあると思う。痴呆症になると人にも迷惑をかけるので、気を付けなければと思い、毎日運動し、食事に気を付けている。木がぽきっと折れるように逝くのが理想である
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