成功御礼「『アマゾン水銀汚染三部作』~水俣とアマゾン、交差する声と響き」@水俣(1月26日) (2025/02/11)
これまで自分が人生で関わっていたことの再検証と「落とし前」を考慮する貴重な機会を水俣で実現していただきました。 1980年代から関わってきた「アマゾン水銀汚染」の現場から離れて30有余年。 現地で新たに深刻な問題が叫ばれる今、諸々を復習して更新することがかなったように思います。 以下は事前の、主催者のひとり前田雅彦さんによる告知文です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ イベント主催者: Masahiko Maeta きぼう・未来・水俣 在ブラジルの記録映像作家、岡村淳監督のアマゾン水銀汚染に関する作品を上映し、監督を水俣にお招きして作品制作の経緯や水俣との関係、現在のアマゾンの水銀汚染をめぐる状況についてお話しいただきます。その後胎児性患者の方たちの発言も交え、ブラジルでの水銀汚染の状況を知るとともに、水俣の運動と世界の運動とのつながりを考える機会とできればと思います。
・日時:2025年1月26日(日)14時〜17時(上映後16時頃から監督トーク) ・会場:きぼう・未来・水俣 ・入場料:カンパ ・共催:(一社)きぼう・未来・水俣、みなまたダイアローグ ・問合せ:096-63-6741(きぼう・未来・水俣) 090-7593-7708(前田)
・上映作品: 『アマゾン新水俣病 水銀汚染と戦う医師』(1992年、40分) 『アマゾン新水俣病その後 しのびよる水銀汚染』(1993年、30分) 『アマゾン水俣病は今 水銀汚染に挑む医師』(1994年、30分)
・アマゾン水銀汚染三部作 1980年代半ば頃から、アマゾン各地でゴールドラッシュが発生。砂金の採取に際して、大量の水銀が環境中にばら撒かれ続けた。ゴールドラッシュのメッカとなったタパジョス川のほとりにある町サンタレンの開業医・ブランシェス医師は、金仲買商の乱立する町に水銀ガスによる中毒患者が生じていることを発見。さらに深刻な有機水銀中毒の発生を心配し、タパジョス川をさかのぼり、魚を多食する奥地の川岸の集落の巡回診療を開始する。その様子を医師に同行した岡村監督が制作した三部作。地域住民の水銀による被害とそれを防ごうと奔走する医師の姿が、ブラジルの風土とともに印象深く描かれている。
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