5月2日(木)の記 なんてこった (2024/05/07)
なんてこった 日本にて
時差ボケばっちりである。 とはいえゴールデンウイーク中の「貴重な」平日だ。
午前中は銀行系をまわる。 午後から撮影備品の買出し。
その足で私鉄を乗り継いで、京王永山駅へ。 多摩市乞田にある居酒屋「たぬき」詣で。 今日はお世話になっている愛煙家(僕に言わせれば毒煙家)を伴なうことにした。 駅から徒歩16分と伝えると、さっそくクレームが。 喫煙と歩き嫌いは正の相関関係があるのだろうか。
お店を仕切るのは、映画監督の榊祐人さん。 故・森田惠子さんの縁で知り合った。 この店を僕はすっかり気に入ったのだが… 玉に瑕は、喫煙オッケーなこと。
ところが! 老女将に確認すると、4月から都の条例が厳しくなって店内では遠慮してもらっている由。 僕にはヤッホーである。
連れは「それならこんなところまで来ることなかった」とむくれる。 ところでこのお店はすべての単価が安くて、頼んでみたどれもおいしい。 毒煙家はエイトマンのように煙の禁断症状となると店外に出ていく。
して、なかなか帰ってこない。 別の喫煙家の客と店外でタバコを吸い吸い、話が盛り上がってしまって、とのこと。
にしても、この店の料理のうまさは目を見張るものがある。 てっきり店の故・先代の秘伝があったことと思い込んでいた。 どれも榊さんの研究の労作だと知る。
これまで榊さんの映画の方は2本、拝見したのみだが… 映画監督と料理について考察をしてみたくなる。 僕は映画づくりと料理には通じるものがあると思っている。
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