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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2024年の日記  (最終更新日 : 2024/09/07)
5月10日(金)の記 地球の裏から日本の負の歴史を伝える

5月10日(金)の記 地球の裏から日本の負の歴史を伝える (2024/05/17) 地球の裏から日本の負の歴史を伝える
日本にて


十三のホテルの朝食会場がすごい。
朝からタコ焼きまで置いている品ぞろいもさることながら。

日本の修学旅行生、中国語圏のグループ、東南アジアのムスリム女性の団体、等々。
アジアのハブ空港の呈。
ホテル側のスタッフにもムスリムの女性。
食べ過ぎ要注意、テイクアウトのドリンクはしっかり確保。

さあ今日は連泊なのでチェックアウトを気にせずによくて楽だ。
めいっぱい休んでから、万博公園内の国立民族学博物館に行こう。
お目当ては企画展「水俣病を伝える」。
こういう企画展まで実施するみんぱく、あっぱれ。

水俣病に関わることになった人たちに焦点をあてている。
掲げられたことばにわが意を得たりのものがいくつもあり、スマホ撮りしておく。

僕が直接お付き合いした人では、原田正純先生と写真家の芥田仁さんが取り上げられていた。
芥川さんはじめ、何人かの人物の動画が「かけ流されて」いる。
座ってみるスペースもヘッドフォンもなし。

それでいて音量が低く、字幕のフォローもないので聞きとれない。
なによりも他の証言、それ以上にこの企画展以外からの音が多重に流れ込んできている。
同様に錯綜する照明もあいまって、とても証言映像を鑑賞する空間ではないのが残念。

『月刊みんぱく』の特集が「負の歴史を伝える」。
購入。
あ。
水俣病以外にも、ハンセン病、原爆被爆のことが取り上げられている。
いずれも僕がブラジルに移住してから、関わって取材して作品化もしている問題ではないか。

YouTubeにあげた最新作が日本最古のハンセン病療養施設の語り部へのロングインタビューだ。
https://www.youtube.com/watch?v=8uVlRAvZWrA

明日は広島の爆心地近くのカフェ「kitokoi」さんでの上映で、8月に僕が撮った南米の被爆者の証言映像を上映する件での打ち合わせもする。

そして来週月曜には京都から水俣に移ったカライモブックスさんで拙作『アマゾン新水俣病』の上映だ。

確信犯でやっているわけではないのだけれども。







 


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