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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2024年の日記  (最終更新日 : 2024/09/07)
5月17日(金)の記 黒い聖母の朝

5月17日(金)の記 黒い聖母の朝 (2024/05/26) 黒い聖母の朝
日本にて


なんだ、この寒さは。
しかも雨に強風。
鶴岡のホテルを午前6時過ぎに出る。

鶴岡カトリック教会の午前7時からのミサにあずかろうと思っての早出。
僕としては珍しく今回の旅には折り畳み傘を持参した。
しかし強風で、数秒ぐらいでオチョコ返しになってしまう。
薄着の上衣もびしょ濡れ。
ハードな道行き。

この教会には以前にも来たことがある。
日本で唯一、黒い聖母像があることで知られている。
像は西暦1903年にフランスから贈られた由。
なぜ黒いのかは諸説あるが、よくわからない。

6時50分台に天主堂にたどり着いた。
聖堂は扉が開かれている。
堂内は畳敷きで、折りたたみのパイプ椅子が並べられている。
誰もいないが女性ものらしいコートが置いてある椅子がある。

黒い聖母像を拝してから着席して黙想。
・・・7時過ぎても、誰も現れない。
いやはや。
7時20分ぐらいになって、聖堂正面の横から何人かが現れた。
平日の朝のミサはその先の小部屋で行なっていて、いま終わったところとのこと。

そもそも壇上には「立入禁止」と表示されていたので、その奥に立ち入ることなど思いもよらなかった。

またの機会があれば。
ふたたび強風と雨のなか、道を間違えながらもホテルに戻ってまずは入湯して体を温める。

以降、午後の早い時間までブラジルゆかりの方々とお話し。
ひょっとすると、面白い展開になるかも。

2週間のジャパンレールパスは今日まで。
帰路は、新潟まわりの方が速い。
が、あえて余目から接続バスで新庄へという山形縦断ルートをとる。

そもそも山形の叔母の納骨に参列するための訪日だったし。







 


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