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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2024年の日記  (最終更新日 : 2024/09/07)
5月19日(日)の記 シン・水戸学事始

5月19日(日)の記 シン・水戸学事始 (2024/05/27) シン・水戸学事始
日本にて


カトリック信徒と称するからには、それなりの義務がある。
たとえば週に一度、日曜のミサにあずかること。
義務といっても、怠っても罰則罰金があるわけでもない。

メンドクサイといえばメンドクサイのだが…
こんなたとえを読んだ。
シャワーを浴びるのが、えらく億劫な時がある。
とはいえ、思い切って浴びてみるとスッキリさっぱり、浴びてよかったと思うような。
ミサや礼拝は、こころのシャワーというたとえだ。

これも習慣になってしまうと苦にはならず、かえって楽しみなことがある。
たとえば訪日中は、どこの何時のミサに行けるかを考えて調べたり。
地方遠征時はけっこうむずかしいのだが。
知らない教会のミサにあずかるのが趣味みたいな感じに。
その地域のいろいろなことがうかがい知れるし。

といいながら、今日はふるさと目黒の目黒駅近くの教会にしておいた。
今日は若い人の洗礼式を兼ねていて、聖堂がいっぱいだ。
ミサ後に長崎純心聖母会のシスターたちも参列していたと聞き、探して声をかけてみる。
シスターたちから思わぬよき知らせをうかがった。

さて、水戸へ。
風邪気味疲れ気味である。
チェックイン可能時刻に定宿に入り、夕方の上映のお迎えまで安静に。
水戸にて、あんせいの大獄、なんちゃって。

第39回目!という水戸にのまえさん岡村作品上映会。
今日のメニューは最新作『消えた炭鉱離職者を追って リオデジャネイロ編』。
この作品は昨年、関西の大学で完成記念の上映会をしていただいた。
しかし大学側に僕の直接の知り合いはおらず、僕が技術面の担当もすることになった。
僕は大スクリーンの横で再生機側の小モニターを眺め、参加者は正面の大スクリーンを見る、というかたち。

上映後に友人から画像と音声がずれていた、と聞かされる。
僕の方のモニターでは問題なかったのだが…
もちろん、素材のDVDも問題なしだ。

それ以降、この作品の上映の機会はなく、今日は東日本初上映でもある。
まことに意にかなった上映となった。
関西では聞くことのなかった貴重なコメントをたくさんいただく。
さらに、驚きでは済まされないことが。
にのまえ店主の眞家一さんが、この作品のなかで移住地のキーパーソンとして語られる人と懇意にしていたというのだ。

その人は旧満州帝国で関東軍の将校だったが、ぶじ日本に戻る。
北海道の炭鉱の先細りとともにブラジル移住に踏み切った。
眞家さんはその人から満州式のギョウザのつくり方を教わったという。

今度は餃子屋も開けてもらいましょうか、と提案。







 


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