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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2024年の日記  (最終更新日 : 2024/09/07)
6月11日(火)の記 黒澤明と上野英信

6月11日(火)の記 黒澤明と上野英信 (2024/06/11) 黒澤明と上野英信
ブラジルにて


日付が変わるが、『どん底』の余韻が続いている。
引き続き黒澤作品を見ようかとも思うが、せっかくの『どん底』の余韻が希釈されてしまいそうだ。

床について本でも読むか。
・・・上野英信に挑むか。

岩波『世界』の拙稿がようやく刊行されて。
ようやく、いち読者、いちファンとして上野英信を読むことができそうだ。
大・上野英信について僕ごときがしかも岩波の『世界』で書くとは、畏れ多すぎた。
執筆に際して実にコアな『「上野英信展 闇の声をきざむ」目録』を新たにひもとき、つくづくそう思ったものだ。

さて『上野英信集』第1巻の「あひるのうた」を読み始めるが、ずばり黒澤の『どん底』の世界と重なるではないか。
こ、この符号は。

そもそも黒澤明と上野英信は接点があったのだろうか?
・・・検索して見つけたのが、このブログ。
https://blog.goo.ne.jp/fc5551/e/1b42aa74b632e2fd0aaddecb34f7687d
この巨匠同士は直接の出会いはなかったようだが、ひとり挟むとかなりいろいろありそうだ。

このブログで、あらためて上野英信の偉大さを痛感。

黒澤の映画で炭坑が描かれたことはあったかな。
なかったように思う。
僕は富山妙子さんには直接、黒澤について尋ねている。
黒澤も絵描き志望だったし。
富山さんからは、映画はいくつか見ている、ぐらいでこれといった話もなかった。
僕は黒澤の『夢』のキツネの嫁入りの件など、いろいろ突っ込んだのだけれども。



 


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