6月14日(金)の記 『隠し砦の三悪人』 (2024/06/15)
『隠し砦の三悪人』 ブラジルにて
午後になって帰宅。 買いものに出た足で、まだ入ったことのない大衆食堂で遅い昼食:金曜の魚定食をいただく。
さあ昨日今日とお泊りもがんばった。 帰宅後に… 『隠し砦の三悪人』のDVDを見るか。
大黒澤のわが生年の公開作品だ。 銀座並木座だったか、池袋文芸地下だったか。 映画少年時代にこの映画を見た時の興奮を想い出す。
さて改めて鑑賞すると… ゴロのいい絶妙なタイトルだが、内容とはちとズレるな。 タイトル決定後にストーリーがズレていったのかな。 まあ、そんなことを吹っ飛ばす面白さだけど。
捕虜となった雑兵たちが石段を移動するシーン。 大サルガドのGOLDを彷彿させる。 サルガドの撮影の方が数十年、後だけれども。
おお、黒澤映画で滝といえば『八月の狂詩曲』ぐらいかと思っていたが。 この作品のなかで滝がこんな強烈な設定で登場していたか。
そして、世界のシネフィルたちを興奮させたあのシーン。 あらためて、映画的興奮ここに極まれり。
さあ、この余韻をたいせつに。
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