6月21日(金)の記 南米のアフロ (2024/06/23)
南米のアフロ ブラジルにて
昼過ぎまで自分の方のビデオ編集にかかって。 今日も映画を見に行く。
『Viamão』というブラジル産のドキュメンタリー映画がお目当て。 ミナス州のSérgio Pererêというアフロ系のミュージシャンがアルゼンチンとウルグアイに公演に行き、現地のアフロ系文化を探る、という筋書き。
僕がフリーのテレビ屋時代に関わっていた日本の1時間モノのドキュメンタリー紀行番組を想い出したりして。 リポーター役でもある主人公が実際に行っていないところをディレクターらが補っていく。
アルゼンチンのアフロといったら、ハテナと思うのがふつうだろう。 いっぽうブエノスアイレスはかつては黒人奴隷のマーケットとして相当の売買がされたが、黒人系はその後の戦争や疫病で死に絶えたと現地の識者は語る。
ところが、いる… なんとブラジルのマットグロッソから四代前ぐらいにこちらにやってきたというアフロ系の人たちの子孫の集落まであった。 そういえば故・中隅哲郎さんの本にマットグロッソ州には人口のほぼ100パーセントが黒人系だったところがあるという記載があったかと。 想えば旧マットグロッソ州の南側大半はパラナ‐ラプラタ水系である。 川筋をずっと下って行けば、ラプラタ河口のブエノスアイレスに至るわけだ。
途中、イグアスーの滝の水量をしのいだというセッチケーダスの瀑布などが「あった」のだが。 おっと、そっちの方の橋本梧郎先生との記録もまとめねば。 ひっかかっているイヤなことを早めに処理して次に向かいましょう。
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