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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2024年の日記  (最終更新日 : 2024/09/14)
6月28日(金)の記 偽魚考

6月28日(金)の記 偽魚考 (2024/06/30) 偽魚考
ブラジルにて


のびのびとなっていた散髪に行くことにする。
さっぱり。
ちょうど昼どきだ。
金曜は魚定食の日。
家にはたいした残りものもないし。

けっきょく久しく食べていないチャイニーズ系のベジタリアン食堂に入ってみる。
ここは卵・乳製品は使用するが魚類も使用していない。

ポルトガル語での料理の説明に Peixe Falso:ニセの魚、というのがある。
魚肉に似せた大豆製品のようだ。
日本語の語感でいって「ニセ」というのはけっこう強烈だなと思いつつ…

日本の精進料理に「がんもどき」というのがあったのを想い出す。
「魚もどき」はどうだろう。
と思いを巡らせつつ、「偽:ニセ」もそもそも「似せ」が語源なのだなと気づく。
「学び」が「まねび」であるのと同様、「にせる」ことは別に否定されることもなければ悪でもないだろう。

そんなことをひとり考えながら「偽魚」を食べてみる。
なんじゃこりゃ。
やたらに堅く咀嚼しにくい。
大豆製品をからからにしたのかな。

そもそも畜肉に似せた大豆製品には数十年前から接しているが、サカナもどきは今度が初めて。
こりゃまだNGの段階だな。
こういう分野でこそニホンジンすごいを発揮してもらいたいもの。

とはいえ、サカナはホンモノを食べた方がよろしいかも。







 


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