7月11日(木)の記 牛山ドキュメンタリーのありか (2024/07/14)
牛山ドキュメンタリーのありか ブラジルにて
ブラジルのわが家で発掘をこころみても見つからなかったわがテレビディレクター時代初期の作品群。 ナント日本の実家の押入れの段ボール箱のなかから発見した。 テレビ放送を録画したものだが、一本はVHS、もう一本はこれまたなんとベータマックスだった!
ベータマックスとなるとさすがに自力での変換はいまやおよばない。 日本の地元にある業者にお願いして、データにしたものをファイルで送ってもらうことにした。 そのデータのチェックと再編集作業に入っている。 ありがたいことに、ほとんど劣化はうかがえない。
ベータのものは、ちょうど40年前のものだ。 『すばらしい世界旅行』時代。 取材したことはさすがに覚えているが、ディテールはすっかり忘れてしまっていることが多い。
わが君主にして壮大なトラウマ・牛山純一プロデューサーと僕のまさしく共同作品と呼ぶべき掌編を確認して感無量。
それにしても、今の僕にはドキュメンタリーとしてNGな大きな問題を改めて確認。 牛山純一の人物についてはジャーナリストの鈴木嘉一さんによるすばらしい労作の評伝がある。 だが牛山の作品と方法論について、きちんと批判的視点も備えて制作者側から遺しておくべきではないか。
僕としてはフリーランス、そしてひとり制作をすることになってからの自作がその回答のつもりではあるのだけれども。
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