7月25日(木)の記 ブラジル人の商売 (2024/07/27)
ブラジル人の商売 ブラジルにて
今日の小ネタを書くにあたって、昨日の買いもののことをもう少し詳しくご紹介。 東洋人街で、日本人の知人が経営する店に買い物に行って。 店には、知人の非日系人の連れ合いがひとり店番をしていた。
ここで買い物をして。 金額は、九九を暗記していれば即、出せる数字。 ところが彼女は商品を並べたケースに手書きで金額を書き出してあるのに料金表らしきものを探し出して照らし合わせて、さらに計算機を持ち出して… 時間がかかる。
昨今のブラジルは路上の物売りからメトロ内の非合法物売りまでキャッシュレス化が進んでいる。 ようやく彼女の計算の済んだ額をクレジットカードで支払うことにする。 計算の苦手な彼女は、カードの端末扱いも不慣れとは。
暗証番号を入力して承認されて、カードを引き抜いた。 店側はこちらが黙っていても支払い証明の印刷をよこすか、証明の控えは必要ですか?とこちらに確認するのがふつう。
こちらから控えをお願いします、と頼む。 彼女は端末の、注意を促す赤バック表示の「印刷不要」を押してしまった。 あらどうしよう、とうろたえた彼女、すでに彼女の能力では対応できない事態。 べらぼうな金額でもないので「それなら控えはいりませんよ」と譲歩したのだが、 なんとこっちに「ちゃんと暗証番号を入力したのですか?」と疑ってくるではないか。
これには頭にくるまえに、あきれてしまった。
さて、今日のケース。 開店早々からひいきにしているわが家の徒歩圏の天然発酵パンのお店。 夫婦の経営のようで、夫の方がカウンターとレジ担当。
僕が先日、クルミ入りのを買ったのを覚えていた。 「あのクルミ入りのパンは問題ありませんでしたか?」 と尋ねられる。 「おいしくいただきましたよ」と応じる。
どうもパンの質が自分たちの納得いくものではありませんでした、お詫びにどれかひとつお持ちください、というではないか。 それでは申し訳ないので、お言葉に甘えて新たにクルミ入りのをひとついただき、別のものもひとつ購入。
この店の「お気に入り」を上書き、信頼は確固たるものに。 そもそも値段はリーズナブルで、おいしいのだ。
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