移民百年祭 Site map 移民史 翻訳
岡村淳のオフレコ日記
     西暦2024年の日記  (最終更新日 : 2024/10/26)
9月19日(木)の記 60年目のマクド物語

9月19日(木)の記 60年目のマクド物語 (2024/09/20) 60年目のマクド物語
ブラジルにて


わが家ではパソコンに向かってルーティンの作業と動画編集。
外回りは…

3件の用事がある。
うち2件を今日、すませておきましょう。

最初の用事を済ませてから、二駅の距離を歩いて東洋人街へ。
ここでの所用のあと、帰宅前にトマカフェ(喫茶)のいっぷくがしたい。

このあたりは気のきいた店は平日でもたいへんな混み合いだ。
思案のしどころ。

最近オープンしたカタカナで「ミルクセーキ」と書かれたピンクづくしの店がある。
が、今日は客が誰もいない。
そういうところにワタクチがひとりでというのも不気味。

・・・マクドナルドでも思い切って入ってみるか。
店頭に貼り出されたメニューをみると、けっこう格安のセットもあるではないか。
トーテムでそれにたどり着くのにひと苦労だったけど。

西暦1995年。
拙作『60年目の東京物語 ブラジル移民女性の里帰り』の主人公・森下妙子さんと出会ってまもなく。
当時、80歳だった森下さんはここをひいきにしていて何度かデートをしたものだ。
その頃は店内から地下に降りる階段があり、その先はオープンスペースの日本庭園風のベランダになっていた。
斜面地の巧みな利用だ。

東洋人街ながら、顧客はほとんど非東洋系のブラジル人たち。
学生街でもあるので、若者も多い。
そこそこの人の入りだが、たいてい空き席にあるつけたものだ。

さて、最近はどうなっているのか。
地下への階段はなくなっていたが、店内の奥にオープンスペースのベランダがあり、やはり日本庭園風にしていた。
サンパウロはさる週末からうすら寒くなったが、ベランダスペースもうすら寒いぐらいの人の入り。

いやはや稠密のリベルダージにこのぼんやり空間はありがたい。
ダメもとで持参した資料をひとつ読み切ってしまう。
 



  


前のページへ / 上へ / 次のページへ

岡村淳 :  
E-mail: Click here
© Copyright 2024 岡村淳. All rights reserved.