9月19日(木)の記 60年目のマクド物語 (2024/09/20)
60年目のマクド物語 ブラジルにて
わが家ではパソコンに向かってルーティンの作業と動画編集。 外回りは…
3件の用事がある。 うち2件を今日、すませておきましょう。
最初の用事を済ませてから、二駅の距離を歩いて東洋人街へ。 ここでの所用のあと、帰宅前にトマカフェ(喫茶)のいっぷくがしたい。
このあたりは気のきいた店は平日でもたいへんな混み合いだ。 思案のしどころ。
最近オープンしたカタカナで「ミルクセーキ」と書かれたピンクづくしの店がある。 が、今日は客が誰もいない。 そういうところにワタクチがひとりでというのも不気味。
・・・マクドナルドでも思い切って入ってみるか。 店頭に貼り出されたメニューをみると、けっこう格安のセットもあるではないか。 トーテムでそれにたどり着くのにひと苦労だったけど。
西暦1995年。 拙作『60年目の東京物語 ブラジル移民女性の里帰り』の主人公・森下妙子さんと出会ってまもなく。 当時、80歳だった森下さんはここをひいきにしていて何度かデートをしたものだ。 その頃は店内から地下に降りる階段があり、その先はオープンスペースの日本庭園風のベランダになっていた。 斜面地の巧みな利用だ。
東洋人街ながら、顧客はほとんど非東洋系のブラジル人たち。 学生街でもあるので、若者も多い。 そこそこの人の入りだが、たいてい空き席にあるつけたものだ。
さて、最近はどうなっているのか。 地下への階段はなくなっていたが、店内の奥にオープンスペースのベランダがあり、やはり日本庭園風にしていた。 サンパウロはさる週末からうすら寒くなったが、ベランダスペースもうすら寒いぐらいの人の入り。
いやはや稠密のリベルダージにこのぼんやり空間はありがたい。 ダメもとで持参した資料をひとつ読み切ってしまう。
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