9月20日(金)の記 サンパウロのアキバの賭け (2024/09/21)
サンパウロのアキバの賭け ブラジルにて
今日は拙作『アマゾンの読経』の主人公にして、伊豆大島富士見観音堂の開祖・藤川真弘師のお命日。 この日を失念していて、思わぬ事態になったこともしばし。
今年はきっちりと覚えていました。
昨日やり残しのことに挑むか。 場所は、サンパウロの秋葉原といわれるダウンタウンの電気屋街。
すでにメーカーも対応しなくなって久しいビデオ機材の修繕。 2年前のことだ。 ひとつはチャイニーズ系らしいところが引き受けるといい、ぶじ修理がかなった。 もうひとつはパラグアイ人の技術者のところで部品を調達してやってみるという。 手付金を払って、年が明けた。
さらに何か月か経ち、ようやく部品が入手できる見通しがついたが経営が厳しいのでまず残金を払ってほしいという。 これまでのやりとりからどうも怪しく、全額はやめておいたが、また支払って。
その後は先方は電話に応じなくなってしまった。 なくても作業はなんとかなる機材でもあり、こちらも訪日が続き… 時折り電話をしても、応答がなくなってしまった。
夜逃げか、廃業か、あるいはこっちの番号をブロックしているのか。 パラグアイ人の夫婦の経営で、ふたりとも悪人ではなさそうだったけど。
さてこちらは「恩を仇で返す」日本の変質者から今も迷惑行為を受け続けている。 この苦い体験から、他人を信用する・慈善を行なうといった方面に慎重にならざるをえなくなっている。
夜逃げならともかく。 先方がこの変質者のように虚偽捏造を展開してきたら… 修理は済んだのにアンタが受取りに来ないから、機材は転売したし手付金ももう期限切れで返却できない、と居直られたら?
うーむ。 その場合は相手の言い分をスマホに録画するか。
さて一角はブラジル生まれの親類も「危ないから」と近寄らない一帯。 雑居ビルの上階に階段で上がる…
おや、店は…開いていた。 パラグアイ人のおばちゃんが寄ってくる。 こっちのことは忘れたかな? おばちゃんは奥のおじちゃんにスペイン語で尋ねる。 おじちゃんいわく、もうできているので清掃して来週の水曜には持ってくる、と。 電話番号は変わったと言う…
意外な展開。 ホントに修理できたのか? そうすると、残金も用意しないと。
あらためて、あの日本の迷惑男が極めて異常な存在だと再認識。
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