10月8日(火)の記 こどもの日のみかじめ料 (2024/10/10)
こどもの日のみかじめ料 ブラジルにて
今日は、一日断食。 それでも探しものもあって計1万歩以上、歩いてしまう。
途中、思い切って久しぶりに最寄りのファヴェーラ:スラム街のあたりを通った。 グラフィティの新作があるかも、という期待もあって。
ふむ、そこそこのものがある。 ちと、光線の具合が。 さらにその先に数人程度だが、人だかりがある。 不審なジャポネ―スが立ち止まってスマホ撮りをするのは、すこぶる目立つ。
スマホは取り出さず、人だかりの方に歩いていく。 直視は避けたが、自動車の板金や塗装を行なう作業所のようだ。 近所の住民が寄って立ち話をしている感じ。
アフロ系の中年の兄貴がこっちに話しかけてきた。 「ようジャッパ、あんたこの辺の人間なのか?」 「…、この上の方に住んでるよ」 「こどもの日のカンパを置いていけよ」 「…、懐が寒くて」 歩きながら応じて、そのまま角を「上」の方に抜けていく。
そうか、今度の土曜12日は、こどもの日:ブラジルの守護聖母アパレシーダの祭日だった。
もし、グラフィティをスマホ撮りしていたら、少しは置いていかなければならなかったろう。 この地区の子供たちのために些少なカンパを惜しむつもりもないが、ちょっとこれは段取りが違う感じ。 申し訳ないが、アニキの酒や覚醒剤へのカンパになりそうに思えてしまう。
こっちの守護天使に守ってもらえたかな。
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