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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2024年の日記  (最終更新日 : 2025/01/03)
10月23日(水)の記 ハッピードラゴン

10月23日(水)の記 ハッピードラゴン (2024/11/07) ハッピードラゴン
日本にて


今回の訪日中にぜひ見ておきたい場所と展示へ。
場所は、東京の夢の島。

注目している画家・山内若菜さんの第五福竜丸展示館!での展示『ふたつの太陽』。
http://d5f.org/archives/news/news-1020?fbclid=IwY2xjawGajJlleHRuA2FlbQIxMAABHbjr95Z2Nuomaj_cssS1t68djLsI7ufcDXZix55dE5KnVRbBPMw1D0YO4g_aem_mMgubu3iPXYM0lgejuiNqw

今年は第五福竜丸の被曝事件の70周年である。
僕は恥ずかしながら、この展示館をいまだ訪れていなかった。

そしてびっくり!
第五福竜丸は、木造船だった。
これは、まるで考えてもなかったことだ。

8月の鶴見でのギャラリートークで質問させていただいた山内さんから、今日は直接お話をうかがうことができた。
すごい、という言葉しかとりあえず出てこない壮大なインスタレーションだ。

船の名は、ハッピードラゴン。
「福龍」という言葉を調べてみる。

中華料理屋が次々とヒットする。
中華文化では「福」と「龍」が縁起よくなじむようだ。
ほう、日本が日清戦争で清国からゲットした「福龍」という水雷艇があり、名前もそのまま使ったとな。

西洋のキリスト教文化ではドラゴンはしばしば悪の象徴とされる。
ブラジルにもそれは持ち込まれて、それはグラウベル・ローシャの映画にもよくうかがえる。

そして「福竜」も「福島」も核汚染に見舞われるとは。

福竜丸は、第五。
福島は四号機までが事故。

なにやら黙示録的だ。




 


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