10月25日(金)の記 ババヘラ初体験 (2024/11/09)
ババヘラ初体験 日本にて
早朝5時台に宿を出て。 始発の秋田新幹線に。 終点まで。
まずは駅近くのホテルに荷物を置いて。 秋田の城・久保田城のある千秋公園は、こんなに駅に近かったか。 お堀には巨大な蓮が繁茂、そのなかに遊歩道がある。 大アマゾン河口・ベレンの水辺の遊歩道を想い出す。
かつて秋田県内にお住まいのシンパの奔走で、この千秋公園内にあった施設で拙作の上映をしていただいたことも想い出した。
さてこのあたり、かなりの観光客の賑わいだ。 年配の日本人客が多い。 向かいの広場ではステージを組んで郷土芸能まで披露されている。
そして千秋公園に、いた! ババヘラアイスの売店。 知る人ぞ知る秋田名物。 年配の女性がヘラでよそうアイスなので、この名があるようだ。
以前の秋田ミッションの道中で見かけたことがある。 しかし「食べたいからクルマをとめてください」とは言い出せなかったのは、時間が押していたせいだったか、出会ったばかりの先方の遠慮したのか。
観光客の行列につく。 こちらの番となる。 こっちより高齢の女性が、黙々とかがんで紅白のアイスをモナカに盛り付けていく。 「ブラジルから来たんですよ」 「写真を撮ってもいいですか?」 などと話しかけてもリアクションはなく、黙々と苦行を続けている感あり。
向かいの広場にも、ババヘラが出ていた。 こちらは列もなく、女性も愛嬌があり、アイスを花弁のように盛り付けるなど工夫を凝らしていた。 一例だけ知って、ものごとの概論を述べてしまうことの危うさを、ババヘラから学ぶ。
昼食をとったお店で、今日は秋田港にクルーズが入港したため観光客が多いと教えてもらうが…
今年は、秋田のキリシタン殉教400周年。 駅から徒歩圏にあるカトリック秋田教会には殉教者の記念碑もあるが、敷地内も聖堂もひと気はなかった。 付属の売店もお休み。
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