10月30日(水)の記 乙女峠再訪 (2024/11/12)
乙女峠再訪 日本にて
日本国内では、カトリック信者にもあまり認識されていないようだが… 世界各地での聖母マリアの出現地として、フランスのルルドやスペインのファッチマはよく知られている。 これが日本にもあり、秋田とこの乙女峠の津和野があげられているのだ。
僕にとっては生涯二度目の乙女峠巡礼である。 先回は「偶然」、意図せずの津和野訪問と乙女峠ゆきだった。 今回は、確信犯。
せせらぎを左に受けて、山道を登ること、しばし。 ブラジルの海岸山脈の森を想い出す。
まずは、マリア聖堂へ。 おお。 祭壇画がすばらしい。 格好の祈りの場所だ。
ここは、キリシタン弾圧・拷問・殉教の地だ。 だが、豊臣秀吉や徳川幕府による「過去」のものではない。 明治天皇を頂とする近代日本政府の政策による暴挙である。 このことを、よくよく考えていきたい。
明治政府は、欧米諸国からの日本国内でのクリスチャン弾圧への厳しい非難を受けて、しぶしぶ国民の信教の自由を認めざるを得なくなっていく。
乙女峠に始まる「十字架の道行き」の小径の存在は、先回の訪問では記憶していない。 これがまたすばらしかった。
ひと言で… 感謝。
後記:この日記執筆時に「乙女峠 マリア聖堂」で検索してみると、同時に「心霊スポット」がひっかかるではないか! ううむ、行きがかり上、チェックするか…
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