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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2024年の日記  (最終更新日 : 2025/01/03)
11月14日(木)の記 友ぞ宝2

11月14日(木)の記 友ぞ宝2 (2024/11/21) 友ぞ宝2
ブラジルにて


明日はブラジルの休日である。
よって多くの人々は3連休だ。

それもあって今日の午後、パウリスタ地区の邦人の知人を訪ねることにした。
二点ほど聞きたいことがあって。
どちらもあまり愉快な話ではない。

先方から逆に意見を求められる。
日本に引き揚げようとも思うが、最近の闇バイトによる独居老人襲撃が心配の由。

せっかくパウリスタ地区に出てきた。
夕食の支度にはまだだいぶ時間がある。
気力もないが、このまま帰るのにももったいない。
無料の展示でもちびっと見ていくか。

FIESP:サンパウロ州工業連盟ということになるのか、ここのビルでは常時、複数の企画展が行なわれている。
地階では想像上の植物図鑑展をやっている。
そそるテーマだが、ポルトガル語の文字情報を追ったり、立ったまま動画を見続ける気力がない。

メインの地上階では、アフリカの民芸展。
これも逸品ぞろいなのだろうが、暗い場内でいちいちどこにあるのかもすぐにわからない展示品の小さな解説書きを探して読む気力もない。
ざざっと見て出ようとして「岡村さん!」と声をかけられる。

なんといちばん会いたかったサンパウロ在住の邦人の友人だった。
近々会いましょうとメッセージを交わしながら、おそらくお互いに気をつかって延び延びになっていた。
どこか近くで、ということで。

庶民的な店を探して。
ビールとともに諸々の話が飛び交う。
もう一本、あと一本、これが最後で…

話し込むことで思いがけない接点もあり。
それにしてもこうしてこの友と会えるのは、確率的には天文学的とまではいかなくても、なかなかありえない。
摂理だの磁力だのを持ち出した方がわかりやすいかも。

 


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