12月1日(日)の記 泣き虫パードレ (2024/12/02)
泣き虫パードレ ブラジルにて
午前中に泊り先から帰宅、まずは路上市で海の幸などの買出し。 ついで、聖タデオ大聖堂での正午のミサに行ってみる。
日曜日には早朝から計8回のミサがたてられる。 今日は4回目だが、堂内の長いすはほとんど埋まっている。
ミサも終わりに近づいてから、ミサをつかさどった年配のパードレ(神父)はこれが最後で、今後はアマゾン地方に赴任すると知った。 教会のスタッフが言葉を送る。 「お別れはつらいですが、ここには他にも神父がいますし、これから行かれるところではわれわれ以上に神父さんを必要とする人たちが待っていることでしょう…」 そのあとの神父は、涙で言葉をつまらせながらミサを終えた。
ミサ中にこれだけ神父が泣くというのを体験するのは初めてかと思う。
いいはなむけの言葉に出会ったと思う。
自分の見てきた、いろいろな別れのシーンを想い出しながら大聖堂を出る。
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