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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2024年の日記  (最終更新日 : 2025/01/03)
12月20日(金)の記 小井沼牧師夫妻との地層

12月20日(金)の記 小井沼牧師夫妻との地層 (2024/12/24) 小井沼牧師夫妻との地層
ブラジルにて


午後、小井沼眞樹子さんと「いつもの」カフェで待ち合わせ。
サンパウロを始め、ブラジル各地でプロテスタントの牧師として奉仕された彼女は日本で自伝『ただそこに居なさい!小さな宣教師のブラジル通信』を上梓されたばかり。

小井沼牧師夫妻とのご縁は、この本でも紹介されている僕の初の自主制作作品『生きている聖書の世界 ブラジルの大地の人に学ぶ』(西暦1997年)
https://www.youtube.com/watch?v=gb4M1TD-Oco
にさかのぼる。

だが、それにはさらに前史がある。
西暦2006年に昇天されたお連れ合いの小井沼國光牧師との出会いは、稲林崇さんの葬儀の席だった。
國光牧師が式をつかさどり、僕は故人の妻に葬儀の撮影を頼まれたのだ。

その稲林夫妻との出会いは、サンパウロ市内にあった日系人が興した老舗のプロテスタントの教会・南米教会だった。
僕のテレビ時代・ひとり取材の代表作『60年目の東京物語 ブラジル移民女性の里帰り』の主人公・森下妙子さんがこの教会の礼拝に通っていたのだ。

森下さんと出会ったのは、東京メトロポリタンTVの開局にあたって目玉番組『映像記者報告』のチーフプロデューサー・中山市太郎さんのお声がかりで東京がらみのブラジル移民の企画をたてた際。

中山さんは、彼が「衛星チャンネル」の名物番組『フリーゾーン2000』のプロデューサーを務めていた際に、僕の日本映像記録センター(映像記録)時代の先輩・熊谷博子さんが紹介してくれた。

僕が牛山純一代表の興した映像記録に潜り込めたのは、僕の考古学徒時代に故・古城泰学兄が、映像記録の手掛けた映像人類学的業績を教えてくれたことにさかのぼる。

古城さんとの出会いは、世田谷区遺跡調査会の孤高の調査員、故・長井茂春さんが「岡村君はぜひ古城に会わせたいな」と出会いの機会をつくってくれたおかげ・・・

そういえば、冒頭の小井沼眞樹子さんが世田谷の出生だったとは。

いくつものかけがえのない出会い、好意と厚意にただ感謝です。





 


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