移民百年祭 Site map 移民史 翻訳
岡村淳のオフレコ日記
     西暦2024年の日記  (最終更新日 : 2025/01/03)
12月30日(月)の記 ブラジルの国辱

12月30日(月)の記 ブラジルの国辱 (2025/01/02) ブラジルの国辱
ブラジルにて


昨日は入場をあきらめたブラジルの守護聖母アパレシーダの大聖堂にふたたび詣でる。
駐車場代だけで、サンパウロで並の定食とドリンクをいただける料金。

正午のミサにあずかることにする。
大聖堂の中央に祭壇があり、それを囲んでまさしく十字に参加者の長いすが並べられている。
あれ。
ここの長いすには膝つきの台がないではないか。
日本でも老舗のカトリック教会にはある、ひざまずく際に膝をつく台である。

堅い床にひざまずくのは、けっこうしんどいのだが。

この大聖堂のトイレは…
地下に2か所あるのだが、1か所は閉鎖中。
男子の方の小用では、まあ並のトイレといったところか。

女子用を使用した連れが、いたく怒っている。
女子用の個室は「大」が流れていないところが複数あり。
個室の床はオシッコらしい液体でびしょびしょ、そこにペーパーが捨てられて。
まことに悲惨な状態の由。
・・・ちょっと僕には考えられない。

場末の公衆トイレならともかく、ブラジル国の守護聖母をまつる大聖堂のトイレである。
とはいえ、ローマ教皇が訪問しても、女子トイレには立ち入ることはないだろうが。

コロナのウイルスが糞便に多く排出されることはパンデミック以降の一般知識となった。
その糞尿が靴底に付着して。
そして大聖堂の床にウイルス込みの糞尿が運ばれて。
そこにミサ出席者がひざまずく。

貧乏教会ならともかく、ここは駐車場代もべらぼうで、現在は大聖堂の外壁のグラフィティ化の作業中だ。

カネをかけるところの優先順位、大衆の集まるところでの必須事項の認識を著しく欠いている。
おえらい「神父さま」たちは下々のシモの事情などにかかわれないということか。


前のページへ / 上へ / 次のページへ

岡村淳 :  
E-mail: Click here
© Copyright 2025 岡村淳. All rights reserved.