1月21日(火)の記 オナカマに会いたい (2025/01/31)
オナカマに会いたい 日本にて
先回はせっかく訪ねたものの、祭日の振り替えで閉館日だった。 山形県中山町立歴史民俗資料館。 いざ再訪、イザイホー。
山形にも青森の恐山のイタコや沖縄のユタのような女性の霊能力者が「いた」ことを現地とのご縁で知った。 これがそもそも奥深い。
山形県では地方によってその名称も「ワカ」「ミコ」「オナカマ」と分かれる。 僕の縁のある寒河江や、隣接するこの中山町の地域では「オナカマ」と呼ばれる。 地元の研究者が発見したオナカマの「呪具」類を一挙に展示しているのがこの資料館だ。
オナカマの女性たちが霊を呼ばうのに用いた梓弓(あずさゆみ)、そして南方の貝と本州の野獣の牙や骨を配した数珠類が圧巻。
この展示や書物にはオナカマになるのは盲目の女性に限る、とある。 だが今日も創業100年越しという地元の旅館の老女将に聞いてみたが、晴眼のオナカマもいたという。
最後のオナカマが亡くなって数十年とみられているが… ひょっとして、もっと後まで、あるいは今も。 もしくは断絶を経て、あらたな「ニューカマー」が生まれているのではないか。
(執筆途中)
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