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9月25日(木)の記 MARXの家 (2025/09/30)
MARXの家ブラジルにて
 
 今日は、こちらの連れ合いの関係の日本から来た夫妻の市内案内。
 
 どこに行くかはこちらに任せると言われるが…
 以前の苦い経験がある。
 日本からの訪問者に「お任せ」と言われて、ここはどうですかと確認してOKをいただいて案内して…、
 ツアーの途中で「たえられない、すぐにここから出たい」と言われたことがある。
 
 まあそれはさておき、先方の滞在先の最寄りのメトロの駅まで迎えに行く。
 僕はあまり通じていない駅。
 地上にあがったところにまだシャッターは閉まっているが、LIVRARIA(書店)MARXというのがあった。
 
 まさか『共産党宣言』のマルクスではあるまいし、マルクス兄弟というのもあったぐらいだから、マルクスさん経営の店、ぐらいと思っていた。
 
 さてブラジルに到着してからクルマでの移動ばかりだった日本人夫妻とメトロ、そして歩きで市内中央部をまわる。
 「お疲れでしたらいつでも切り上げましょう」と再三伝えたものの、こちらの提案と先方の希望の弁証法のすえ、ふたたびこの駅に戻ったのは夕刻となった。
 
 かのマルクスの店が開いていた。
 入口に「毎日が左」とあり、フリー・パレスチナを強く押し出していた。
 ずばりマルクス主義のブックカフェだったのだ。
 
 こういうのには乗らない日本人夫妻と別れてから、ひとり入ってみる。
 興味津々の本が少なくないが、透明カバーで中身の見れないものばかり。
 いずれも安くはない。
 衝動買いしても、ポルトガル語なので読み切れないだろうな…
 
 とりあえずカフェでもと思うが、担当が席を外していることが多い。
 カード類をいくつか購入。
 夕方のラッシュ時間にもなるので、カフェはまた今度にしよう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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