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8月25日(火)の記 花珈琲の贈り物 (2026/09/01)
花珈琲の贈り物 ブラジルにて
いやはや今月は日本からの三組の来客のお相手に… それに加えてブラジル岡村ファミリー最大級のイベントもあった。
まずはそれらの残務雑務に取り掛からねば。
昨日ブラジルを発ったブラジル俳句の研究者には、奇縁もあって僕が移住当初から存じ上げていた俳句を詠む女性を紹介することになった。
先方は80代後半で、会話の聴き取りに不自由がある。 このため電話では用件を済ませづらく。 とはいえこの方はスマホの文字テキスト使用などをたしなまない。
先々週にこの研究者とともにお宅を訪れてインタビューをさせてもらって以来、手紙のやりとりをすることになった。 とはいえ、郵便ではなく直接、お互いのところに届け合うかたちである。
ブラジル日系移民の小説家で最高峰かつ孤高の存在だった故・松井太郎さんも電話には不自由があり、同じサンパウロ市内に住みながら郵便で文通をした。
いっぽう今やサンパウロの町から郵便ポストは消え去り、ハガキ一枚出すにも郵便局の列につかなくてはならなくなった。
今度の先方とわが家とは、メトロひと駅と徒歩の距離。 こちらもしばらく手付かずだった絵葉書類の山を繰って先方向けのカードを探す。
彼女は取材のあとも関連資料を探し出して拙宅に届けるなどしてくれた。 それを僕が研究者に届けて。 そのお礼も含めたカードをしたためる。 うーむ、わが肉筆のまずいこと。
きわめて効率が悪く、まさしく前前世紀のようなやり取りだが、僕はキライではない。 最初に先方のお宅に向かった時には、街路樹に黄イペーの花が咲いているのに気づいた。
今日の帰路は、なんと道端に生えたコーヒーノキに白い花が咲いているのに気づいた。 先日のこの近くの公園でコーヒーノキを観察した時は、まるで冬枯れ状態だったが。
星型の可憐な花の列に花を寄せる。 なんとも、芳香である。 煎りたて挽きたてのコーヒーとはまるで異なるすばらしさ。
これだけでも、だいぶオトクな想いをした。
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