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     ニュース・出来事  (最終更新日 : 2010/05/24)
比嘉テレーザさん、盛況の第2回コンサート [画像を表示]

比嘉テレーザさん、盛況の第2回コンサート (2009/11/01)
比嘉さん第2回コンサート.JPG
四季折々の映像を背景に歌う比嘉さん
 眼に障害を持ちながらプロ歌手として活動する比嘉テレーザ美由貴さんの第2回コンサート「みんなの唱歌・日本の歌」が、09年10月18日午後2時からサンパウロ市リベルダーデ区の沖縄県人会館で開催され、約300人が詰めかけた。公演は、約5時間におよび38曲が披露。日本の懐かしい唱歌や沖縄民謡などが、来場した人々の心を振るわせた。
 コンサートを前に舞台上で行なわれた開会式で比嘉さんは、自らキーボード(テクラーノ)を弾きながらブラジル国歌を斉唱。公演では、滝廉太郎作曲の「花」を皮切りに「夏の思い出」「この道」「ペチカ」「風の歌」など日本の懐かしい唱歌を歌い上げた。
 また、舞台後方には、それぞれの歌に合わせた日本の風景など四季折々の映像と、比嘉さんがキーボードを弾く手元の大映しが投影され、視聴覚効果で観客の心をつかんでいた。
 第1部9曲を歌ったところで、天顔貞雄実行委員長が挨拶を行ない、比嘉さんのプロフィールを説明。公演実現に関係者への感謝の意を
示しながら「新世紀の沖縄県系人社会を創造していく上で、新しい分野の文化活動になりうると確信しています」と同公演を位置づけ、日本・沖縄の心の原点として、こうした音楽を次世代に伝えていく必要性を強調した。
 4部構成で実施された公演の合間には、玉城流扇寿会斉藤悟琉舞道場メンバーも友情出演。琉球衣装での踊りに会場からは「きれいねー
」といった感嘆の声も聞かれた。
 水色のドレスから赤色に衣装を変えた比嘉さんは、「チョッチョイ子守唄」「サンタルチア」「アクアレイラ・ド・ブラジル」など国際色豊かな民謡や音楽も披露。透き通ったような高音の歌声に会場からは「ブラボー」の声も挙がっていた。
 会場で来場者の接待を行なうなど裏方役に徹していた父親の比嘉良喜さん(80)は、「皆さんのお陰で大成功です。立派なコンサートが実現しました」と喜びを満面に表していた。
 また、母親の比嘉米子さん(79)も「こんな素晴らしいコンサートができるとは夢にも思っていませんでした」と述べ、会場最前列に座って娘の晴れ姿を熱心に見つめていた。(2009年10月29日付、サンパウロ新聞掲載)
 


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